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資産形成
2024.11
※ソニー生命のSOVANI*ご加入のお客さま向け情報提供であり、保険募集を目的とした記事ではございません。
*変額個人年金保険(無告知型)22/無配当、一時払変額個人年金保険(無告知型)22/無配当を総称
※本コラムは2024年9月に制作したものです。
昨今、「日経平均株価がバブル期の最高値を更新」、 「NYダウが最高値を更新」、などとニュースなどで耳にされる機会が多いかと思います。
資産形成を行っている方にとって相場上昇は喜ばしいことですが、一方で気を付けておきたいことがあります。
それは、「相場は上下に変動するものであり」、上昇と下落を繰り返しながら今日に至っているということです。
そこで本コラムでは、長期にわたる資産形成を行っていくうえで、相場上昇時における資産運用との向き合い方について、ご紹介いたします。
1990年代のバブル崩壊以降、低迷を続けた日経平均株価は2024年3月に4万円を突破し、7月11日には4万2224円2銭と史上最高値を更新しました。また1990年の年初と比較すると、米国株式は約15倍にまで上昇をしています。
【日経平均株価の推移】
【NYダウの推移】
【期間】1989年12月29日~2024年8月30日
【出所】BloombergのデータをもとにSMBCグローバル・インベストメント&コンサルティング作成
特に2020年のコロナショック以降、株式市場は上昇基調が続いています。そのため「これを機に資産形成を始めた」、「積極的に投資をするようにした」という方は、保有している運用商品が大きく値上がりしている場合も多いのではないでしようか。
【2000年以降の海外株式パフォーマンス】
【使用データ】MSCIコクサイ・インデックス(配当込、円換算ベース)
【期間】1999年12月31日~2024年8月30日(月次)
【出所】BloombergのデータをもとにSMBCグローバル・インベストメント&コンサルティング作成
コロナショック以降、「○○ショック」と言われるような大きな下落局面がないため、株式は大きなリターンを得ることができる投資対象と思われている方も多いかもしれません。
しかし、下図のように、例えば海外株式の毎年のリターンをグラフにしてみると、ずっとプラスのリターンを続けているわけではなく、上下に変動を繰り返していることが分かります。特にリーマンショックが起こった2008年はわずか1年間で52%以上下落しました。
【2000年以降の海外株式の年間リターン】
【使用データ】MSCIコクサイ・インデックス(配当込、円換算ベース)
【期間】1999年12月31日~2023年12月29日(年次)
【出所】BloombergのデータをもとにSMBCグローバル・インベストメント&コンサルティング作成
このように株式投資を行う際には、大きなリターンを期待できる一方、大きなマイナスを被る可能性もあるということを肝に銘じておくことが重要です。
株式などハイリスク・ハイリターンな商品で運用を行う場合、価格の上下変動を避けることはできません。しかし、株式だけではなく、比較的ローリスク・ローリターンな債券などにも分散して投資をすることで、上下変動の幅を抑えることは可能です。
また、分散投資はリターンを得ることが難しいと思われている方もいるかもしれませんが、下のグラフのように分散投資は下落を抑えつつ、リターンを得られていることが分かります。
【下落局面における損失例】
【海外株式】MSCIコクサイ・インデックス(配当込、円換算ベース)
【分散投資】日本株式:TOPIX(配当込)、海外株式:MSCIコクサイ・インデックス(配当込、円換算ベース)、
日本債券:NOMURAーBPI総合、海外債券:FTSE世界国債インデックス(ヘッジなし・円換算ベース)に均等に投資
【期間】1999年12月31日~2015年12月30日(1999年12月31日を100として指数化)
【出所】BloombergのデータをもとにSMBCグローバル・インベストメント&コンサルティング作成
日本や海外の株式相場が歴史的な高水準に到達した今、株式に積極的に投資をしている方は、株高によって気づかないうちにリスク資産の比率が上がり、リスクを取り過ぎた状態になっている可能性があります。
そのため、分散投資に切り替えるなど、運用方針の見直しを検討してもいいかもしれません。
※上記はすべて過去の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
NOMURAーBPI総合は、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング株式会社(以下、NFRC)が公表している指数で、その知的財産権はNFRCに帰属します。なお、 NFRCは、当該インデックスを用いて行われるSMBCグローバル・インベストメント&コンサルティング株式会社の事業活動・サービスに関し一切責任を負いません。
ソニー生命のSOVANIでは、ご自身のリスク許容度などに応じて資産配分を見直すことが可能です。
「保険料の繰入比率の変更」(一時払は除く)が可能です。
お払い込みいただく保険料のうち、特別勘定で運用される金額を、どの特別勘定にどのような割合で投入し運用するかを「保険料の繰入比率」といい、保険料払込期間中であれば1%単位でいつでも無料で変更できます。
「積立金の移転」も行えます。
各特別勘定に投入された保険料は積立金として運用されます。積立金は各特別勘定の運用実績に応じて毎日変動(増減)しますが、この積立金も年12回の範囲内で1%単位でいつでも無料で変更できます。
ご自身のリスク許容度に変化があった際には、
リスク許容度にあわせて「保険料の繰入比率の変更」と「積立金の移転」を行い、その後の運用実績に応じて、継続的に保険料の繰入比率と同じ資産配分に「積立金の移転」を行うことで、お客さまのリスク許容度にあった資産運用を継続することができます。また、ご自身で定期的に「積立金の移転」を行うことがご負担な場合には、「オートリバランス(積立金の自動定期移転)」機能をご利用いただくことで、毎月自動的に繰入比率と同じ割合に積立金の移転を行うことも可能です。
なお、リスク許容度にあわせたモデル・ポートフォリオもご用意しています。 資産配分を検討するうえでのご参考に、ご利用ください。
このようにSOVANIでは、お客さまのリスク許容度の変化に対応できる各種取扱・サービスをご用意しています。 運用状況をご確認のうえ、定期的なメンテナンスにぜひご活用ください。
※保険料の繰入比率の変更について
※積立金の移転について
※オートリバランス(積立金の自動定期移転)について
ご注意事項
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