年代別健康づくり各年代で気をつけたいこんなこと

年代別健康づくり

各年代で気をつけたいこんなこと

<監修>西崎 統(西崎クリニック院長) 50代 老化と命に関わる病気が一気に襲ってくる年代です

50代 老化と命に関わる病気が一気に襲ってくる年代です

50代はこんな年代 自分の体と正面から向き合いましょう 50代はこんな年代
自分の体と正面から向き合いましょう

50代は、これまでの不摂生のツケが本格的に体に現れ始める年代です。命取りにもなりかねない心筋梗塞や脳卒中も、50代から急増します。
また、加齢とともに筋力が低下してくるため、五十肩、腰痛など、体の衰えを実感する人も多くなります。さらに、健診で異常がなくても、倦怠感、不眠、頭痛など、体に不調を感じるなら、更年期の症状かもしれません。個人差はありますが、女性の場合、50歳前後になると女性ホルモンの減少により、更年期障害の症状の発汗、体のほてり、うつ傾向など、さまざまな症状が現れます。女性ホルモンが減少すると、骨粗鬆症や動脈硬化のリスクもはね上がります。この年代の女性はとくに、食事や運動などの生活習慣に注意が必要です。
老化をストップさせることはできませんが、50代は体の機能の下降ラインを努力次第でゆるやかにすることは可能です。心筋梗塞と脳卒中も、いまから生活習慣を改善すれば、発症リスクは減ります。また、専門ドックで重点的に検査を行えば、早期発見はもとより健康管理にも役立ちます。50代は老いと病気に正面から向き合って、きちんと対処することが必要。それが、この先も健康を維持するために大切なのです。

50代から急増する病気

●心筋梗塞脳卒中は50代から急増

心筋梗塞脳卒中は50代から急増 心筋梗塞脳卒中は50代から急増 ※50代の心筋梗塞を含む虚血性心疾患、脳血管疾患は40代のおよそ2.5倍にも上ります。 出典:厚生労働省「平成29年 患者調査」

●筋力は50代からダウン

筋力は50代からダウン 筋力は50代からダウン ※40代までやや横ばいだった筋肉の厚さ(グラフは大腿前部)は、50代~60代にかけて急降下をたどります。 出典:保健同人社「『貯筋運動』指導者マニュアル」

50代はこんなことに気をつけたい 50代はこんなことに気をつけたい

その(1) 専門ドックで気になる部分を徹底的にチェック その(1) 専門ドックで気になる部分を徹底的にチェック

50代の死因の2位は心疾患、3位は脳卒中

虚血性心疾患は、心臓の冠動脈が動脈硬化によって狭くなったり、詰まったりして、心臓の筋肉に血液が流れにくくなるために起こる病気の総称。代表的な病気は、狭心症、心筋梗塞です。肥満や高血圧、脂質異常、高血糖、喫煙のほか、50代になると血管や筋肉も老化によって機能が低下していくため、加齢そのものが危険因子となります。
脳卒中は脳の血管に異常が生じるもので、高血圧や動脈硬化が引き金となって血管が詰まったり破れたりします。いずれも死に至る病気で、50代以降、急増するのが特徴です。
心筋梗塞、脳卒中など、50代を脅かす病気の予防法は、何といっても生活習慣の改善。これから先、後悔しないように、現在の自分の生活習慣を見直し、改善すべき点は改善していきましょう。

心臓ドック、脳ドックを上手に利用

会社や自治体で受ける一般健診と違って、人間ドックは自分の意思で代金を支払って受ける検査です。そして、人間ドックには基本検査のほかに、別料金で受診できる専門ドック(オプション検査)がいくつかあります。
そのなかでも、心筋梗塞や脳卒中が多発しやすい50代以降に受診してほしいのが、心臓ドックと脳ドックです。MRIやCT、心電図などの検査で、心臓や脳の異常を早期に発見できるのはもちろん、心臓ドックは冠動脈硬化や不整脈、脳ドックは認知症、脳腫瘍や脳動脈瘤などの病気の早期発見にも有効です。
このほかにも胃がん、大腸がん、乳がんなどの専門ドックがあり、死亡率の高いがんの発見に効果を上げています。50歳を過ぎたら、こうした専門ドックを上手に利用して、健康管理に役立てるのもよいでしょう。

●行われる主な検査

行われる主な検査 行われる主な検査 ※検査機関によって異なります。

50代はこんなことに気をつけたい 50代はこんなことに気をつけたい

その(2) 50代は健康のターニングポイント! 努力次第で老後が変わる その(2) 50代は健康のターニングポイント! 努力次第で老後が変わる

筋力の低下スピードは遅くできる

筋肉は使わなければ萎縮して衰えますが、適度に使えば強くなります。80歳以上の高齢者でも筋力トレーニングで筋肉の萎縮が改善することがわかっていますので、50代からでも遅すぎるということはまったくありません。老化は避けられませんが、筋肉を日常生活の中で意識的に使えば、筋力の低下スピードは遅らせることができます。積極的に歩くことを心がけるだけでも、足腰の筋力はアップできるのです。
ウォーキングをはじめとする日常の筋力トレーニングは、筋力維持・筋力アップにとどまりません。50代は基礎代謝量(生きていくために必要最低限のエネルギー量)が低下するため、肥満になりやすくなります。しかし、筋トレで筋肉量が増えれば基礎代謝量が上がり、生活習慣病の一因である肥満を解消することができます。また、筋力を高めることは、50代以降の女性に多い骨粗鬆症(こつそしょうしょう)による骨折予防にも効果的です。無理のない範囲で、体を動かす習慣をつけましょう。

心と体を若く保つ生き方

塩分を控えるのも禁煙するのも、健康のためにはやっていて当たり前。50代からはアンチエイジングも見据えて積極的に取り組みたいことがあります。健康長寿のために何かを始めたいとは思っていても、何から始めたらいいかわからない人は、まず次のことを心がけてみましょう。

●50代だから始めたい! 若さを保つ生活改善

50代だから始めたい! 若さを保つ生活改善 50代だから始めたい! 若さを保つ生活改善

年代別三大疾病情報 年代別三大疾病情報

50代の三大疾病の傾向とは 50代の三大疾病の傾向とは

50代のがん

がん発症率が
高くなる

50代になると男女とも、肝臓がん、食道がん、胃がん、肺がんなど、さまざまながんになるリスクが高くなります。40代と比べると肺がんでは約4倍、食道がんでは約5倍に罹患率が上がっています*。女性の場合は、大腸がん、子宮体がんの罹患率が、40代に比べると1.5~3倍高くなっています。

* 独立行政法人国立がんセンターがん対策情報センター「がんの統計'19」による

50代の脳卒中

動脈硬化を
促進させないように

50代の脳卒中の患者数は、40代の2倍以上です*。日頃から、禁煙、体重や血圧の管理、適度な運動、飲酒はほどほどを心がけるなど、脳卒中のリスクを減らす生活習慣を守ることが肝心です。高血圧、脂質異常、高血糖の人は動脈硬化を促進させる危険性が高まりますので、生活改善や医師の指導のもとに症状を悪化させないよう注意しましょう。

* 厚生労働省「平成29年 患者調査」による

50代の心筋梗塞

ストレスが
引き金になることも

心筋梗塞を含む虚血性心疾患は50代から急増し、患者数は40代の2.5倍以上です*。肥満、喫煙などの危険因子はもとより、過度のストレスもリスクを高めます。気のおけない友人とのおしゃべり、スポーツ、趣味、カラオケなど、日頃からストレスを上手に解消することが大切です。また、高血圧、脂質異常、高血糖の人は動脈硬化を促進させる危険性が高まりますので、生活改善を心がけ、肥満解消にも努めましょう。

* 厚生労働省「平成29年 患者調査」による

健康診断は定期的に行いましょう 健康診断は定期的に行いましょう

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健診結果が届いたら…

基準値から離れているとどんな病気が潜んでいるか、画像診断結果はどんな状態を示しているか…健診結果の内容を理解できれば、生活習慣の見直しや病気の予防に役立てられます。
今回の健診結果と照らしてみましょう。

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