健診結果の見方・対策健診結果の見方

健診結果の見方・対策

健診結果の見方

<提供> 株式会社保健同人社 <監修> 和田高士(東京慈恵会医科大学 客員教授)

健診や人間ドックを受けると、下のような結果表(施設によってさまざまなタイプがあります)が戻ってきます。この表には、あなたの検査日時点の体の状態が表されています。
健診結果に記載されているのは、検査ごとのあなたの数値とその基準範囲、あるいは画像検査の所見などです。そして、健診施設によって多少の違いはあるものの、判定となるA~Eなどが記されています。また「総合判定」として、経過観察や再検査の指示があるはずです(必ずしもすべての施設が実施しているわけではありません)。では、これらをどのように解釈すればよいでしょうか。

結果表はこう読む! 結果表はこう読む!

1. 基準範囲 2. 判定区分 3. 画像診断 4. 総合判定

●健診結果の一例

健診結果の一例 ※総合判定については、必ずしもすべての施設が実施しているわけではありません。
1. 基準範囲

1. 基準範囲

基準範囲ってどれくらい? 外れていると病気?

「基準範囲」には2種類あります。心臓病など将来の重大な病気を引き起こす要因となる血糖や血圧などは、予防医学的閾値といって、この閾値範囲を超える場合に、そのリスクが高まる場合はこれを基準範囲とします。もう1つは健康人の集団から95%が含まれる検査値の範囲のことです。異常値はこの範囲からはずれたものを言います。しかし、原理上健康な人の5%はこの基準からはずれていますので、若干はずれたからといって、病気というわけではありません。ただし、大きくはずれた場合には、何らかの病的状態ととらえなければなりません。また、結果が基準範囲内だからといって、異常ではない、と保証はできません。基準範囲内であったとしても、その数値が経年的に見て大きく変動したときは要注意です。

※基準範囲は、検査機関・検査方法によって異なります。
2. 判定区分

2. 判定区分

A、B、Cなどの判定区分って重症度のこと?

あなたの検査値と基準範囲を照らしてA、B、Cなどの判定区分が記されています。これは個人の検査値が基準範囲からどの程度はずれているかで判定されているものです。たとえば、肝機能を見るγ-GTPが基準範囲の上限値(50)を超え、81~100の場合はC判定、101以上の場合は要治療や要精密検査のDと一般的には判定されます。ですから、C、Dと判定された場合には、事後指導の指示に従ってください。

判定区分と事後指導

検査機関・検査方法によって異なりますが、日本人間ドック学会では、健診結果の判定は次のA~Eの5段階で判定されています。判定の意味を理解し、指示に従いましょう。

3. 画像診断

3. 画像診断

画像検査の結果は「状態」。どんな状態で、これからどうしたらいい?

胸部X線検査や超音波検査の結果は、「異常なし」や変化の状態がさまざまに記されています。これは画像検査を読影して発見できた「所見」を表したものです。これらは病気が治った痕、悪性の可能性なども記載されています。さらに、再検査や要精密検査の指示が表示されています。

4. 総合判定

4. 総合判定

総合判定は大事なシグナル。指示には必ず従って

総合判定の欄(健康診断結果表のサンプル参照)には、検査で確認された異常から判断される各項目の判定や事後指導が記されています。最も大切なのが、この欄に記されている事後指導の記載です。再検査や受診の指示には必ず従うようにしましょう。

まだある! 健診結果活用術 まだある! 健診結果活用術

その1見逃さないで! 生活習慣改善のヒント

健診データには、日頃の生活習慣の善し悪しが表れます。たとえば、前回の健診データよりも体重がぐんと増えていたり、血糖値が高くなっていれば、食べすぎや運動不足などが考えられます。データの変化から見える生活習慣改善のヒントはたくさんあるはず。症状がないからといって、改善せずに悪い生活習慣を続けていると、自ら病気を招く結果になります。

その2健診では臓器の働き具合は診断できない

胃は、食べ物を胃液と混ぜながら腸で消化しやすいように細かくする働きがあります。胃の検査では潰瘍やがんなどの異常物の存在はわかりますが、働きが鈍って胃もたれがあっても、胃の働きの状態を診断することはできません。自覚症状がある場合は、次の健診まで待つのは禁物。医療機関へ行き、医師の診察を受けましょう。

その3健診データは宝物。保管して経年変化を見よう

健診結果のポイ捨ては禁物。健診データはきちんと保管しておきましょう。データを保管しておけば、自分の体の状態がどのように変化しているのかがわかります。基準範囲内の検査値が続いていても、徐々に値が増えて(あるいは減って)基準範囲からはずれそうになってきたら要注意。経年変化を把握することが大事です。

<利用上の注意>
基準範囲は、検査機関・検査方法によって異なる場合があります。
ここでは、日本人間ドック学会が定めた基準範囲を中心に紹介しています。
なお、健診結果を理解し健康保持・増進にお役立ていただくための参考値として基準範囲等を掲載しております。
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