介護よくわかる 介護Q&A

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よくわかる 介護Q&A

※当資料は2022年4月現在の社会保険制度にもとづき作成しております。詳細は、各市町村等にご確認ください。

4. 介護上手になるためのポイント

失禁への対処法

失禁……尿や便をもらしてしまうこと。その理由の多くは、尿意や便意はあっても伝えられなかったり、下着の上げ下げで手間どり、間に合わなくなってしまうことです。介護する側からすると、ショックを感じて、つい責めるような言葉を口にしてしまうかもしれません。
しかし、失禁してしまった本人のほうが、深く傷ついているということを忘れないでください。思うように動けない不自由さと苛立ち、人の手を借りなければならない情けなさ、そんなやりきれない気持ちを察してあげましょう。

失禁してもあわてず騒がずに

失禁しても、そのことを責めたりせず、速やかに片づけましょう。時間にゆとりをもって、定期的にトイレに行くよう促しましょう。また、トイレの場所にわかりやすい表示を付けたり、夜間は寝室にポータブルトイレを置くのもいいでしょう。 面倒だからといって紙おむつを常用するのは、排泄(はいせつ)感覚を鈍くするので要注意です。外出時や就寝時だけ利用するなど、紙おむつの利用頻度をできるだけ少なくするように心掛けましょう。

尿失禁は治療で改善されるケースも

尿失禁には大きく分けて、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁、機能性尿失禁の4種類があります。そのなかで多いと言われているのは、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁です。 切迫性尿失禁は、強い尿意が急に起こり、我慢できずに尿がもれてしまう症状です。尿の量は腹圧性尿失禁より多く、大量に出ることもあります。尿意とともに急にもれてしまうので、膀胱(ぼうこう)に少しでも尿が溜まるとトイレに行くようになり、排尿の回数が多くなる頻尿という症状も併発します。 切迫性尿失禁は、膀胱の収縮を抑える頻尿の薬などを用いた治療で改善するので、かかりつけの医師に相談しましょう。尿失禁の治療は、内科・泌尿器科・婦人科などで行っています。

やさしい配慮がされた紙おむつが増えている

おむつは尿意や便意が失われやすく、精神的にも落ち込みやすくなるので、できれば使いたくないものです。しかし、尿もれを心配して外出ができなくなっている場合などには、下着代わりにパンツタイプをはくと、行動範囲が広がります。

●尿失禁対策になる下着・おむつ

尿失禁対策になる下着・おむつ 尿失禁対策になる下着・おむつ

●大人用紙おむつの種類

大人用紙おむつの種類 大人用紙おむつの種類

介護用のおむつには、布おむつ、紙おむつがありますが、最近はスーパーやドラッグストアで簡単に買える紙おむつの需要が高まっています。排尿回数が4回~5回など吸収量を高めたものや、おむつからの尿もれ防止機能がついたものなど、性能も向上しています。
紙おむつは、はくパンツタイプ、両サイドが開くパンツタイプ、テープで止めるテープタイプ、おむつカバーを使って使うフラットタイプ、尿とりパッドなど、種類が豊富です。身体のサイズ、動き、尿の吸収量、使用時間などを考慮して選びましょう。

●おむつと尿とりパッドの組み合わせ方

おむつと尿とりパッドの組み合わせ方 おむつと尿とりパッドの組み合わせ方

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