ソニー生命からのご案内 ソニー生命からのご案内

家電別のポイントを解説 猛暑に備える「夏の節電術」

今年の夏も暑くなることが予想されています。そうなると家計で気になるのがエアコンの電気代。エアコンを中心に冷蔵庫・テレビ・照明器具など多くの電気を使う家電の節電術を、消費生活アドバイザー・家庭の省エネエキスパートなど数々の資格を持つ節約アドバイザーの和田由貴さんに教えていただきました。本格的な夏になる前に取り組み始めてはいかがでしょうか。

節電の基本とは?

我慢しないで上手に節電

電気代がかかりがちなお宅の共通点は?

  • 購入後10年超の家電を使っている。
  • 電気ポットなど保温機能のある家電を多用している。
  • 照明器具は白熱電球が中心。あるいは照明をつけっぱなし。

図表1 家庭の電気使用量の内訳

出典:資源エネルギー庁平成21年度民生部門エネルギー消費実態調査
および機器の使用に関する補足調査より日本エネルギー経済研究所が試算
(エアコンは2009年の冷夏・暖冬の影響含む)

図表2 省エネ性能が進んだ家電に買い替えると電気代がこれだけダウン

家電の種類 節電の目安 比較対象
冷蔵庫 10年前と比べてー43% 定格内容積401~450Lの場合
照明器具 一般電球からLEDにするとー85% ほぼ同じ明るさの
一般電球と電球型LEDランプ
テレビ 8年前と比べてー32% 2010年の32V型液晶テレビと2018年の32V型液晶テレビの比較
エアコン 10年前と比べてー4% 冷暖房兼用・壁掛け形・冷房能力2.8Kwクラス、省エネルギー型の代表機種の単純平均値
温水洗浄
便座
10年前と比べてー33% 2008年の製品と最新の製品の年間消費電力量の比較(瞬間式)。節電機能を使用した場合。

出典:省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」より

エアコンの節電

Point1無理のない範囲で設定温度を控えめに

「エアコンの節電の基本は設定温度を下げ過ぎず、控えめにすることです」(和田さん)。環境省では28度を目安にと推進していますが、「それだと暑いと感じる人もいるでしょう。無理のない範囲で控えめにするのがポイントです」。

Point2風量や風向を自動設定に

Point3部屋を冷えやすい環境に整える

Point4つけっぱなしのほうが電気代がかからない?

Point5除湿機能は節電に有効?

冷蔵庫の節電

Point1ものを詰め込み過ぎない

夏は冷たい飲み物を作ったり、冷たいめん類のために氷を作ったりして冷蔵庫が大活躍。「冷蔵庫の節電の基本はものを詰め込み過ぎないこと。詰め込み過ぎると冷気の循環が悪くなるほか、開閉回数が増えたり、使いたいものを出すときに時間がかかったりして電気代に影響します」(和田さん)。

Point2冷蔵室にカーテンを付けるのはNG

Point310年を超過したら買い替えの検討も視野に

照明器具の節電

Point1一般電球ならLEDへの変更を検討

Point2つけっぱなしにしない

テレビの節電

Point1画面の明るさに注意

「テレビで電気代がかかるのは液晶画面のバックライト。画面がついていることで電気代がかかります」(和田さん)。日中テレビを見るときには周囲が明るいので、テレビの画面も明るくする必要があります。一方、夜になると周囲が暗いので、テレビの画面も日中ほどの明るさは必要ありません。ところが画面が明るいままになっていると、余分な電気代がかかってしまいます。

「今のテレビには大抵、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動調整する機能が付いています。そうした機能を上手に活用するのがポイントです。自動調整でなく明るいモードになっていると電気代が余分にかかるので、一度画面設定を確認してみましょう」。視聴するコンテンツの画面の明るさにより電気代が変わることもあると和田さん。「たとえば、暗いシーンが多い映画などよりも、照明が強く当たって明るい番組などのほうが電気代が高くかかる傾向にあるようです」。

Point2見ていないときは消す

洗濯機の節電

Point1洗濯の電気代はあまり気にしなくてOK

汗をかく夏は洗濯物もたくさん出るので洗濯機を使う頻度が高くなります。「洗濯そのものについては電気代はあまりかからないのでそれほど気にする必要はありません」(和田さん)。

Point2乾燥機能をよく使うならヒートポンプ乾燥に

ヒーター乾燥の洗濯機は本体価格は抑えられているものの、仕組み上、電気代に加えて水道代も多くかかり、ランニングコストの負担が重くなります。「したがって日常的に乾燥機能を使うお宅は、本体価格が高くてもヒートポンプ乾燥の洗濯機を使用することをお勧めします」。

温水洗浄便座の節電

Point1瞬間式か貯湯式かで電気代が異なる

「温水洗浄便座にはいろいろな方式のものがありますが、大きく分けると瞬間式と貯湯式の2種類です」(和田さん)。貯湯式は洗浄用のお湯を貯めておくタイプ。「電気ポットなどと同様、保温機能が働くため電気代は高くなります」。一方、瞬間式はスイッチを押した瞬間に洗浄用のお湯がわくタイプ。「電気代がかかるのが一瞬なので、トータルで考えると電気代が安くなります」。ただし瞬間式は本体価格が貯湯式より高いのがネックです。

「とはいえ、貯湯式も昔のものよりは省エネ性能が進んで電気代は安くなっています。20年ぐらい前の貯湯式だと月1,000円程度電気代がかかるものもあります。前述の『しんきゅうさん』では温水洗浄便座の電気代もシミュレーションできるので参考にするといいでしょう」。

Point2夏場は便座の暖め機能を切る。温水の設定は低に

掲載内容は2020年6月1日時点の情報に基づく
取材協力・監修/和田 由貴(節約アドバイザー、消費生活アドバイザー、環境カウンセラー)
取材・文/萬 真知子
​​